FX初心者のためのFX基礎用語講座

ここでは、FX初心者のためにFXの取引には欠かせない、基礎的ではあるが、重要な語句の説明をしてゆきます。

1 FX(外国為替証拠金取引)とは(重要度5)

FX取引イメージ図

異なる2国間の通貨を売買し、その差額で利益を出す取引きのことをいう。

通貨の価値は日々変動している。

ドルに対する円やユーロに対するドルやユーロに対するポンドが常に変動しているので、その変動による差益を狙ってゆく取引のことをFXと呼んでいる。

例えば、上の図の通り、1ドル100円の時に1000ドル買い、1ドル110円になったのでドルを売って円を買い戻して10円の差益を得るといったものである。

たったの10円かと思われるが、取引量が1000通貨単位なら差益は10000円であり、10000通貨単位の取引量なら10万円になり、10万通貨単位なら1000000円の利益となる。

このように、たった10円の小さな値幅であっても取引量によって違いが出てくるのがFXの特徴である。

ちなみに、FXが日本で取引できるようになったのは1989年の金融ビックバンと呼ばれる金融制度改革で外国為替に関する法律が改正されてからである。

それまでは機関投資家や一部の者にしかできなかった外国為替取引が、個人レベルでもできるようになった。

したがって、日本におけるFXの歴史は21年しかないことになり、100年以上の歴史を持つ株式市場の歴史と比較するとかなり浅いものとなる。

2 チャートとは

ローソク足チャート解説の図

様々な通貨ペアの変動を視覚化したものをいう。

チャートにはローソク足チャート、バーチャート、ラインチャートなどがある。

チャートの種類

ローソク足チャート

一定時間の中でつけた始値、高値、安値、終値をプロット(線で結んだ)したものであり、陽線と陰線に分けられる。

陽線は、図のとおり、始値より終値が高かった状態をいい、買いが多かったということでこの先上昇するのではという判断となる。

逆に陰線は、始値より終値が低かった状態をいい、売りが多かったということでこの先下落するのではという判断になる。

このように、4本値を使用しているため、一番情報量が多く、世界で最も使用されているチャートである。

江戸時代の米相場の中で発明されたとと言われている。

バーチャート

高値、安値、終値のみを結んだチャートである。

ラインチャート

終値のみをつなげたチャートである。

まとめ:チャート

上記のようにいろいろな種類があるが、チャートは、市場心理の変化を教えてくれる相場の未来を予測するうえで欠かすことのできないツールである。

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