【チャートの節目とは】チャートの節目を捉えて優位性の高いエントリーポイントを見つけよう
目次
チャートの節目とは
節目とは、チャート上の価格の動きの中で「多くのトレーダーが意識するポイント」のことである。一口に節目と言ってもいろいろな種類のものが存在する。しかしどの節目にも共通点がある。
いかなる節目も、価格がレジスタンスラインやサポートラインに達することにより、そのチャートを見ているトレーダーに意識されるため、トレンドが継続するか転換するかのポイントになる、という点である。
ではなぜ節目が意識されるポイントとして使われるのか。これには人の深層心理が関係していると言われている。
このラインで止められているから価格がここまできたら決済だとか「この抵抗ラインを超えたら勢いが強くなるだろうから買おうなどというポイントが存在する。それが「節目」だ。より多くのトレーダーに意識されるポイントほどエントリーや決済が行われることとなり、その結果、そのポイントで価格が反転したり、価格が伸びたりするため、節目は「多くのトレーダーが意識する共通チャート上のポイント」だといえる。
以上、節目がテクニカル分析で非常に重要なのは理解できただろうか。続いては、実際にどのような節目があるのか、具体的に説明していこう。
高値と安値
節目の中でも、多くのトレーダーに意識されているのが高値と安値である。「高値・安値」は、価格の上昇や下落の局面ででチャートに描かれる山と谷のことである。ダブルボトム(同じ価格で2回描かれた谷のチャート形状やダブルトップ(同じ価格で2回描かれた山のチャート形状)の形になるのは、前回の高値・安値が意識されたことで、そのポイントで反発したことによるものである。つまり、その部分で多くのトレーダーに意識された「節目」になっている。いわゆる直近の高値・安値と言われるものだ。しかし、過去相場で引かれたラインが意識されて反発するという状況もあるため、どのポイントで反発するかというのはわからないが、ライン一本で反発するだろうポイントが認識できるため、初心者トレーダーにもわかりやすいだろう。
ラウンドナンバー
ラウンドナンバーとは、「キリが良い数値」のことをいう。相場が動く際、100.000や101.000のように、ちょうどの数値が意識されることがあります。特に、例えば100000や200000などのようにゼロが多いちょうどの数値はビックラウンドナンバーと呼ばれ、多くのトレーダーに意識される。キリが良い数値は、決済やエントリーのポイントとして意識される節目なので、キリが良い数値の付近まで価格がきたら、反転ポイントとなりうるので特にエントリーや決済する場合は注意を要する。
ピボットライン
ピボットラインとは、「Pivot」というインジケーターを使って引かれたラインのことをいう。Pivotには7つのラインがあり、上から順に「R3ライン(HBOP:ハイブレイクポイント)」、「R2ライン」、「R1ライン」、「Pivotポイント」、「S1ライン」、「S2ライン」、「S3ライン(LBOP:ローブレイクポイント)」である。
Pivotは日本国内ではあまり知られていないが、特に海外のトレーダーが好んで使うことで知られている。トレーダーの大半は海外だと言われているため、必然的に意識される節目になるわけだ。
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チャートの節目 まとめ
- チャートの節目とは、全世界のトレーダーに意識されているポイントのことをいい、そのポイントでは価格の変化が起きやすいので注意が必要である。しかし、逆に注意をしていれば、絶好のエントリーや決済のポイントとなる。
- 節目でよく知られているものとして、「高値・安値」、「ラウンドナンバー」、「ピポットライン」などがある。特に「ラウンドナンバー」や「ピボットライン」は海外のトレーダーに好まれる節目であるため、特に注意を要する。