【Pivotインジケーターとは】チャート上での使い方まで解説!
Pivot(ピボット)というインディケーターは、MT4などを使っている方ならご存じの方は多いはずです。
この記事では、このインディケーターは何を教えてくれるもので実際チャート上ではどのように使えばよいのかを解説していきます。
目次
Pivotインジケーター開発者は
Pivotインジケーターを開発したのは、米国の投資法インストラクターとして有名なJ・ウェルズ・ワイルダー氏である。同氏は、このPivotばかりではなくRSI(Relative Strength Index )やATR(Average True Range)やDMI(Directional Movement Index)といったトレーダーの間ではおなじみのオシレーター系インジケーターを開発した人物としても知られている。
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Pivot インジケーター とは
Pivotとは、もともと”回転軸”という意味であるが、FXだけに留まらず、近年では企業経営において、「方向転換」や「路線変更」を表す用語としても使われている。コンパスの中心軸のように上下対象になっているのがこのインジケーターの特徴ともいえる。
RSIやATR、DMIなどのインジケーターとは異なり、日本のFX証券会社ではPivotを搭載していない証券会社が多いがMT(メタトレーダー)4も、デフォルトのインディケーターではなく、あとから無料でインストールすることとなる。
Pivotはもともと、先物市場で使われていたが、現在はFXの世界特に、欧米のFXトレーダーの多くが使っているインジケーターであるため、特にロンドンタイムやニューヨークタイムによく機能するといわれている。つまり、ほとんどの人が同じラインを見ていることになるため、Pivotによって引かれたラインは、世界中のトレーダーに意識されるポイントということになる。
Pivotインジケータの特徴
一般的に使われているPivotは、RSIや移動平均線とは異なり、確認する期間などのパラメータ設定は不要である。
ただ一口にPivotと言ってもトレーダーが開発をして機能を加えたりしているためその種類が非常に多く、どれが正解というものがないので、自分の性格やトレードスタイルに合ったものを選択するようにするのがベストである。
ここでは、一般的なPivotインディケータを使用して解説をしていくこととする。
Pivotは、前日の値動きから当日がどんな値動きになるのか、その範囲を予測しようというものである。
一番上から①R3ライン②R2ライン③R1ライン④Pivotポイント⑤S1ライン⑥S2ラインS3ラインとなっており、表示させているチャート上で0時になると、前日の値を元に計算され更新される。
Pivot インジケータ の計算式
Pivotインディケーターの計算式は以下のとおりである。
さらに詳細に説明すると、これにはデイリー Pivot とウイークリー Pivot の2種類があり、それぞれ使う数値が異なるため当然当日のPivotの位置が変わってくることとなり、注意を要する。なぜなら、デイリーピヴォットは日足の高値安値終値を基に計算し、ウイークリー Pivot は週足の高値安値終値を基に計算するためだ。
また、前日の値動きを元に算定されたデータならばデイリーPivotとなるため、デイトレードやスキャルピングなどの短期売買向けの指標だが、ウイークリーPivotは、週足を基に算定されたデータなので、スイングトレード向きの指標と言える。
上記のチャートは、デイリー Pivot ラインをMT(メタトレーダー)4チャート上に表示したものである。
ところで、仮にあなたは、トレードをしていて買いポジションを保有し、含み益が乗っていたとする。しかし、なんの前触れもなくある価格帯に達するやいなや突然下落を始め、いままでの含み益が飛んでしまったという経験はないだろうか。
それは、上記のチャートに引かれた2本の太線(ラウンドナンバー)に触れてしまったため、下落を始めたという可能性が高いと言える。
これらは、日本国内ではあまりメジャーではないが、海外ではFXのトレーダーなら当然意識しているポイントとなる。したがって、我々も当然意識しなくてはならないポイントであることは言うまでもない。
通常どこのチャートを探してもピボットラインを含めたこれらの意識される価格帯にラインが引かれているものなど存在しない。MT4の場合、ピボットラインを表示するためにはほかのサイトからダウンロードしてインストールして使わなければならないからだ。ただ唯一マックス岩本先生の開発した1秒スキャルFXなら全世界のトレーダーが意識するポイントにラインが引かれているため、トレンド転換点が一瞬でわかるようになっている。
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Pivot インジケータ まとめ
- Pivot インジケーターを開発したのは、 米国の投資法インストラクターとして有名なJ・ウェルズ・ワイルダー氏 である。
- これは、前日の値動きから当日がどんな値動きになるか予測するものであり、インディケーターとは性格が異なるものである。
- 国内ではあまりメジャーな指標ではないが、海外では多くのトレーダーに愛されている指標であることから、多くのトレーダーが意識されるポイントにもなるため、大いに利用する価値のあるものである。
- 特に、ラウンドナンバーと呼ばれる切りのいい数字の価格は節目として意識されやすいポイントとなる。