FXの夏時間の重要性とは。トレード時の注意点について解説します!

img src="Summer Time.jpg" alt="サマータイムを示した画像"/
Spring Forward

FXの夏時間をご存知でしょうか。日本で生活しているとあまりなじみはないですが、海外では夏になると太陽の出ている時間が長くなるため、時計の針を1時間早く進める行為をします。それを夏時間(サマータイム)と言います。普段の生活やビジネスなど、全ての活動時間が通常よりも1時間早くなるので、もちろんFXにも大きな影響が出るわけです。ちなみに、夏時間ではない時期は冬時間と呼ばれ、1時間早く進めていた時計を元に戻します。たったの1時間の差だからトレードへの影響は何もないと考えがちですが、夏時間と冬時間では相場の動き方が明らかに違うので、何も知らずにトレードしていると、損失を出してしまうことがあるかもしれません。そこでここでは、FXの夏時間について解説していきます。一体夏時間とは具体的にいつからいつまでなのか、また何に注意してトレードすればいいのかなどを詳しく解説していきたいと思います。

FXの夏時間とは

夏時間(サマータイム)とは、時計の針を1時間早く進めるシステムのことである。

これが導入されているのは、アメリカやヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランドなどでである。これらの国々の通貨は、世界中のトレーダーに人気の通貨ばかりなので、夏時間の文化のない日本でトレードする以上必要不可欠の知識となっている。

夏時間を知っておかないと、起こるケースとして以下のことが考えられる。

  • 重要な経済指標が発表されるタイミングを間違えて適切なタイミングでエントリーできなくなること。
  • 夏時間であるにもかかわらず、重要な経済指標が通常の時間帯だと思い、ポジションを持ち続けて指標発表と同時に持っているポジションとは逆に相場が急激に動いて大きな損失を出すケース。

FXにおける夏時間の期間と取引時間

それでは、FXにおける夏時間の取引時間はどうなっているのだろうか。

一つ注意したいのは、自分のトレード環境に合った取引時間を確認しておくということだ。

というのも、夏時間の取引時間はFXによりブローカーによって少しずつ違うので、自分の使っているFXブローカーのホームページで取引時間を確する。

ここでは、国内の主なFXブローカーの取引時間を紹介する。

ここに示したように、3社だけでもこれだけの違いがある。どのFXブローカーもおなじだと考えてトレードすると思わぬ損失の原因になりかねないため、自分の使っているFXブローカーのホームページで夏時間をしっかり確認するようにしておくのをおすすめしたい。

ちなみに、たいていの場合、各FXブローカーは、口座を保有している者に対してメールにて注意喚起を行っているので、メールにも注意を払いたい。

各市場の夏時間

それでは各取引市場、つまり東京市場、ロンドン市場、ニューヨーク市場夏時間はどうなっているだろうか。

日中は仕事があったり、家事や育児で忙しくてなかなかトレードできない方日中仕事や家事で忙しい方は、夕方から夜にかけてのロンドン市場や、ニューヨーク市場が動いている時間帯でトレードする。やはり東京市場と比較すると、値動きが激しいので、それらの市場を狙ってトレードする方も多いと思う。

しかし、日本には夏時間という習慣がないため、東京市場は一年中同じ時間であるが、欧米は夏時間が採用されているので、ロンドン市場とヨーロッパ市場でトレードする場合は、この時間差に注意すべきだ。

下に示したのが日本の市場と欧米市場の夏時間における取引時間の違いだ。

夏時間への移行に伴う注意点

さらに、冬時間から夏時間に移行するタイミングも各市場で異なるので注意を要する。

各国の冬時間から夏時間への移行時間は下に示したとおりである。

移行するタイミングはどこも同じだと思いトレードすると思わぬ損失を被ることになるので注意を要する。

特にスキャルピングなど短期の足を参照するトレードの場合、夏時間への移行に伴う価格の急変動がダイレクトに反映されてしまう。トレードスタイルや参照する時間足や通貨ペアに合わせて、それぞれの国の夏時間に移行するタイミングを確認しておくようにしたい。

なお、オーストラリアとニュージーランドは南半球で北半球とは季節が逆になる。

そのため、夏時間に移行するタイミングも日本や欧米とは全く異なるため注意が必要だ。

外貨コンセプトイメージ図

FX夏時間:まとめ

夏時間の記事いかがだったでしょうか。日本ではあまりなじみのない夏時間ですが、トレードへの影響がかなり大きいということは分かったと思います。

ただ、記事の中でも述べたように各FXブローカーは、冬時間から夏時間及び夏時間から冬時間への切り替え時期に取引時間が変わるという内容をメールで注意喚起を行っておりますので、それを見逃さないようにすればおそらく大事には至らないと思います。

最初のコメントをしよう

必須