【FX】マルチタイムフレーム分析(MTF)を習得してFXを攻略しよう!
目次
FXマルチタイムフレーム(MTF)分析とは
複数の時間軸チャートを見て、現在の相場環境がどんなものか把握したうえでエントリーポイントを導き出す分析方法である。具体的に言うと、複数の上位時間足で、今の相場が買い場なのか売場なのかなどの方向性を確認し、優位性のあるエントリーポイントを下位足で導き出す分析方法である。
スキャルピング・デイトレード・スイングトレードなどトレードスタイルは多くあるものの、そういったトレードスタイルには関係なく、重要とされる分析方法である。
どの時間足を組み合わせればいいのか
FXでは、短い足だと1分足から、長いと月足までとたくさん存在する。ではそのなかで一番適した時間足はどの時間足なのか、であるがそれは人それぞれトレードスタイルやレベルが異なるので、特に決まったものはないといえる。ただし大体の目安として下記の時間足が適していると言われている。
・5分足トレードの場合:30分~2時間足
・15分足トレードの場合:1時間~4時間足
これはあくまで目安なので、実際にエントリー判断で使う時間足を基準にして、適用すべきである。1分足を使う場合でももう少し上の時間足……つまり、30分足や1時間足を確認したほうが、優位性は高いと考えられるからだ。明確な決まりはないが、トレードする時間足を基準に考えることで、どの時間足を確認すべきかがわかると思う。どの時間足を確認するかで、トレード結果に大きな影響を与える可能性のあるものなので最初は2つの時間足だけに絞らないでその状況によってはいろいろな時間足を確認してみるのがおすすめである。1つの時間足だけだと木を見て森を見ずになりかねないため、大きな相場の流れがいったいどうなっているかを確認してからトレードの時間足に入るとエントリー判断も違ってくる場合もある。
上位足を確認するポイント
通常2つ以上の時間足を確認したほうが優位性は高くなると言われている。上位足をただ単に確認するのではなく、以下の3点が確認するポイントとなる。
・高値と安値の確認
・現在のレートに対して、サポレジラインはどこにあるのか
このほかにもポイントは存在すると思うが、あまりポイントを多くしすぎると相場を細かく見過ぎてしまい、マルチタイムフレーム分析の本来の目的である相場の大勢をみるという目的から外れてしまうため、上記の3つのポイントで留めておくこととする。特に、初心者の方は色々と確認すると混乱してしまうかもしれないので、まずは相場の今の状況がトレンド相場なのかレンジ相場なのかを判断すべきだ。
FXマルチタイムフレーム(MTF)分析 の注意点
さて、確認ポイントは上述したとおりだが、確認した上位足のトレンド方向が全くバラバラになっている場合もある。日足は上昇トレンド、4時間足はレンジか上昇トレンド、1時間足は下降トレンドとなっているが、このような相場は頻繁に見られるものである。
このような相場の場合はどのように対処すべきか。大体のトレーダーは、エントリーをしないで相場が今後どのように動いていくのかを様子見して確認してから、エントリーするかしないかを判断する。仮にエントリーするという場合でも、トレンドの大きな流れに逆らわないのが重要なポイントになる。長い時間足ほど強い方向性を示すので、日足>4時間足>1時間足>30分足>15分足の順に強くなるということを覚えておく。
これで勝てる! FXマルチタイムフレーム(MTF)分析 まとめ
- どの時間足を確認するかは、自分がどの時間足でトレードしているかによって決まってくる。特に初心者は、異なる時間足を確認することで今の相場のトレンドの状況だけでもつかむことが重要となってくる。
- 短い時間足は、長い時間足に引っ張られる傾向があるが、どの時間足もバラバラのトレンドを示しているときはしばらく様子見してからエントリーをすべきか判断をするのがよい。
- 長い時間足ほど強い方向性を示す傾向にあるため、 日足>4時間足>1時間足>30分足>15分足の順に強くなる。