【FXプライスアクション】 ローソク足を使った手法を解説 !
よくプライスアクションという言葉を見かけますが、一体プライスアクションって何なのでしょうか。これは簡単に言えば、ローソク足の複数本分析の各パターンを英語表記しただけのものです。ローソク足は、純日本製のインジケーターです。複数本になればなるほどその意味も深いものになっていきます。ここではそれを深堀して解説していきます。
目次
そもそもプライスアクションとは
プライスアクションとは、ローソク足の複数本分析の各パターンを英語表記しただけのものである。
まず、プライスアクションは次の3つの種類に分けることができる。
- トレンドの継続のプライスアクション:スラスト
- トレンドの転換のプライスアクション:ピンバー
- 持ち合いのプライスアクション:インサイドバー
上記の種類に応じてそれぞれ名前がついているので、それについて説明していく。
スラスト
価格が上昇トレンドの場合、上記のチャートのように、価格が最初の赤枠の上昇部分①の高値を更新して終値を形成(陽線でローソク足を形成)している②の組み合わせを、「スラスト」という。
また、価格が下落トレンドの場合、直近の安値を更新して終値が形成(陰線でローソク足を形成)しているスラストを形成する。
トレーダーが意識する重要な価格つまり節目と呼ばれる地点のブレイク局面や、指標発表時などのトレンドの勢いが強い時によく表れます。
このスラストが出ている時は、基本的には順張りトレードをおすすめしたい。チャートを開いたらスラストが発生していた場合、まずは下位の時間足でトレンドの押し目、戻り目を探してからエントリーすることが望ましい。価格の急変動が起こっている相場は、急に価格が戻ることもあるので、注意を要する。
ピンバー
別名を「ハンマー」または「スパイク」と呼ぶこともある。
このローソク足の形状は、画像の通りで、上ヒゲか下ヒゲが実体に対して長く伸びているものである。
ここで注目すべきなのは、ピンバーには「買い勢力と売り勢力がどのような攻防の結果このローソク足を形成したかということだ。陽線のピンバーであれば、価格が一旦大きく上昇するも売り圧力により戻され、結果的に終値が低い価格になってしまったことが推測できる。つまり「売りの勢力が強くなってきた」と判断することができる。
上記のチャートを例にとると、上昇トレンドで買いの勢力が優勢でしたが、ピンバーが出現したことで、売りの勢力が増していき、下落トレンドに転換している。
もちろん、ピンバーが出現したからと言って必ず100%トレンドが反転するとは限らない。しかし、ピンバー出現後は、それまでの値動きとは少し変わった値動きになるのでぜひチェックしてほしい。
インサイドバー
持ち合いとは、レンジ相場ことをいう。トレンドが全く発生しておらず、小さなレンジを形成し、買いと売りが拮抗している状態をいう。
持ち合いのプライスアクションは、上記の画像のように、1本のローソク足の値幅の中に、次のローソク足が収まってしまうインサイドが基本である。
インサイドバーが出現すると、発生していたトレンドが一旦収束し、レンジ相場に突入することが予想される。
レンジ相場は価格がある一定のレンジから外へ出ない、方向感のない相場である。
相場に方向感がないと、順張りも逆張りもできないことから、インサイドバーが出現したら、一旦トレードをやめて様子見し、トレンドが発生する予兆が現われたらトレードを再開するやり方をおすすめしたい。
プライスアクションまとめ
- プライスアクションには大きく分けて3つのパターンが存在する。それがトレンド継続のプライスアクション・トレンド転換のプライスアクション・持合いのプライスアクションである。
- それぞれ100%の確率でトレンドが変わるということではないが、3つが出現すると値動きには何ら変化が現れるので、ぜひ参考にしてもらいたい。