人工知能AIを活用した自動売買の特徴を解説します

人工知能AIとFXについて

大口のヘッジファンドや金融機関など相場に大きく影響を与える機関投資家は、その多くがトレードにAIを導入している。では、どういったポイントやどんな状況で、AIの力を頼りとしているだろうか。ここではAIの特性について解説していきたい。

ポイントとして挙げられるのは次の３点である。

アルゴリズム取引

アルゴリズム取引とは、「一定の条件が、実現したら自動的にエントリーしてトレードを行うこと」をいう。

簡単な例で言えば、「移動平均線のゴールデンクロスが現れたら、買い注文を行う」「インジケーターが〇〇以上の数値になったら、〇〇ロットの売りポジションを取得する」などである。これはテクニカル分析をしている個人トレーダーと、何ら変わりないように見える。しかし人工知能は、人間の能力では不可能と言われる次の2つの強みを持っている。

特に2つ目の「アルゴリズムを遵守できる点」こそが人工知能の強みであり、機関投資家によって独自開発されたアルゴリズムは、人間では再現できないものとなっている。

また、個人トレーダーがアルゴリズム取引を行うには、MT4やTradingview等のチャートソフトに自動売買の環境を構築しなければならない。

しかし自動売買の環境が構築されたチャートソフトがあったとしても、再現できるアルゴリズムは個人レベルのものであり、機関投資家が開発したAIには敵わないものである。

HFT取引（超高速取引）

HFTとは「High Frequency Trading」の略である。つまり、短い時間足の中で超高速に何度もトレードを繰り返すことをいう。

ディープラーニング（機械学習）

これは、最近とても注目されている技術であり、どこかで聞いたことがあるかもしれない。ディープランニング（機械学習）とは、過去のデータや経験を参考に能力を強化するというものであり、近年では車の自動運転や、将棋や囲碁ソフト等に活用されている。このディープランニング（機械学習）の技術とFXは非常に相性が良い。なぜならチャートが示すあらゆる情報を使うことで相場予測の精度を高められるからだ。有用なデータがどんなに多く用意されていたとしても、人間レベルではそれらを瞬時に処理することができないが、ディープラーニングさせたAIIならそれを実現することが可能となる。

「人工知能AIの FX自動売買サービス」のデメリット

「AIを搭載した自動売買サービス」は個人トレーダーにも利用できる。しかし実用レベルではない。

こちらでは、なぜそのように判断できるのかや、「AIを搭載した自動売買サービス」の欠点について解説していきたい。

口コミ・評判があまりよくないこと

「AIを搭載した自動売買サービス」は、魅力的な運用に思いがちであるが、その評判はあまり良いものではない。その内容を要約すると次のようなものが多くなる。

などである。

運用成績も右肩下がりであること

「AIを搭載した自動売買サービス」は、まだリリースされてから日が浅く、わずかなものしか運用成績が公開されていない。

運用成績が公開されているものを見てみるとあまり期待できないものだということがはっきりする。まだまだ、裁量トレードには敵わないということがはっきりしている。

人工知能AIの FX自動売買サービスまとめ