FXトレンドラインの本質を見抜け!パターンの見極め方を徹底解説します。
目次
そもそもトレンドとは
トレンドというと方向・趨勢・傾向・流行、これらすべてトレンドの意味になる。
トレンドには大事な特徴が1つある。
それは、ある一定期間に渡って続くことにある。
例えば傾向や情勢は一定期間続くものであり、続かないものはトレンドとは言わない。
FXにおけるトレンド
FX取引において認識すべきトレンドは大きく分けて2つある。上昇トレンドと下落トレンドである。
上昇トレンド
1つ目は相場の流れが上方向に続いている状態のことであり、具体的には高値、安値を定期的に切り上げるようなトレンド、これを上昇トレンドという。
下落トレンド
2つ目は相場の流れが下方向に傾いている状態のことであり、具体的には定期的に高値と安値を切り下げ続ける相場のことをいう。
上昇トレンド、下落トレンドからわかることは、マーケットの未来の方向性だけでなく、上昇トレンドの場合、切り上げているから、売り方より買い方が多いという事実がわかる。
また、下落トレンドの場合、切り下げているから買い方より売り方が多いことがわかる。
トレンドを把握することによって売買シナリオの構築に役立つ。
上昇トレンドであれば買い方が多いので基本戦略買いで、売りはNGであり、下落トレンドであれば今後も価格水準が切り下がる可能性が高いので売り場を狙っていくのが正しく、安易な買いは禁物である。
押し目と戻り目
押し目・押し目買い
押し目とは、上昇トレンド時に訪れる一時的な反落局面のことであり、このような上昇トレンの一時的な下落局面を対象に買っていく戦略のことを押し目買いという。
戻り目・戻り売り
また、下落トレンド時に訪れる一時的な反発局面のことを戻り目といい、こういった局面を対象に売っていく戦略のことを戻り売りという。
押し目買いというのはトレンドの最中に安い水準で買っていけるし、戻り売りは、下落トレンドの中でも高いところから売っていくので思惑どおりにいった場合にはその取れる利幅というのは非常に大きくなるというメリットがある。
しかしこれは裏を返せばトレンドが衰えている局面でもあるので、それが押し目である、戻り目であるということがより明確化した局面を対象にエントリーしていくということが大切となってくる。
レンジ
マーケットの変動は、上昇トレンド下落トレンドだけではない。
そのトレンドが訪れたあともしくは訪れる前にレンジ相場の局面が定期的に訪れる。
レンジとはどのような局面のことをいうのであろうか。
上図のとおり、値幅が一定範囲で上昇と下落を繰り返すことであり、明確な方向が見られない状態のことである。
上がるかなと思って買えば失速するし、下がるかなと思って売れば反発してしまうような、トレンドフォロワーにとっては非常にじれったい局面である。
このような値動きのことをレンジという。
FXトレンドラインの本質まとめ
- FXトレンドラインのなかにも上昇トレンド、下落トレンド、レンジ相場が存在する。
- その中でエントリーポイントとなりうるのはトレンドラインの押し目や戻りのポイントである。
- レンジでは、サポートラインとレジスタンスラインの見極めが必要。