2021年11月4日 2022年1月19日

ドラゴンストラテジーFXは稼げるのか？実際購入してレビュー

2013年の発売開始以来、長きにわたってロングヒットを記録し、ついに天堂入りしたドラゴンストラテジーFXですが、本当に勝てるツールなのでしょうか。実際に購入して実際の相場で試してみました。

ドラゴン・ストラテジーFXとは？その概要

チャート上の赤色と緑色矢印や左側に表示されているオリジナルメーターで、エントリーと決済のタイミングを判断するインジケーターで、ビジュアル的にもわかりやすく、難しいロジックは不要なため、初心者にもやさしいツールとなっている。基本的には、チャート上の赤色と緑色矢印や左側に表示されているオリジナルメーターで、エントリーと決済のタイミングを判断する。

ドラゴン・ストラテジーFX のインジケーター

使用するインジケーターは以下の通りである。

・ドラゴンアロー
・ドラゴンメーター
・ドラゴンバンド

具体的にどんなものか実際のチャートで見てみよう。これはXMTRADINGの海外リアル口座のEUR/USD５分足チャートに表示させたものである。

上下の矢印マーク（ドラゴンアロー）と左側のメーター（ドラゴンメーター）、そしてボリンジャーバンドのような帯（ドラゴンバンド）で相場が現在どんな状況なのか（相場環境）をビジュアル的に捉えてトレードを行う。今のトレンドの方向を示す表示が大矢印で、トレンドの強さをビジュアルで分かりやすい「メータ」で示している。さらに平均足が更新されるまでの残り時間が下に表示されている。この３つを総称してドラゴン・ストラテジーFXの三種の神器と呼ぶ。

大きな時間足と同じ方向へ”押し目や戻し”でエントリーする、つまりトレンドフォローが基本のツールである。ただ、単にチャート上の”矢印マーク”に単純に従うだけではダマシに遭う可能性が非常に高くなる。これは、トレンドの発生でエントリーするのではなく、”押し目・戻し”が形成されたのを確認してからエントリーするほうがこのツールの特長を生かすことができる。それではエントリーからexit（決済）までの手順を実際のチャートを見て確認してみよう。

ドラゴン・ストラテジーFX 　エントリーから決済までの手順（ダウントレンド）

手順1「ドラゴンバンド」で”押し目・戻し”を確認してからエントリー。

まずはドラゴンメーターでトレンドの向きとゲージでトレンドの強さを確認する。エントリータイミングである”押し目・戻し”を確認するのが、”ドラゴンバンド”と呼ばれるボリンジャーバンドに似た帯状のツール。しかしボリンジャーバンドではない（各インジケーターの詳細ロジックは非公開）。

まず、エントリー矢印（小さな矢印）が点灯する前後のタイミングで、ローソク足（平均足）（実体かヒゲかは問わない）がドラゴンバンドの上か下にタッチしているかどうかを確認し、バンドの上か下にタッチした後、（ドラゴンメーターの示すのと同じ方向への矢印が出現すればそのタイミングでエントリーをする。

ドラゴンメーターと同じ方向の矢印と同じ方向の矢印出現を確認後、平均足実体がドラゴンバンドにタッチするのをを確認する（今回の場合下落トレンドであるため、ドラゴンバンド上）。タッチしたのを確認後、次の矢印出現を待ち、ドラゴンメーターと同じ方向の矢印が出現したら、矢印出現の次の足の始値がエントリータイミングとなる。このタイミングでポジションを建てることができれば（このチャートの場合売りポジション）、その後の下落相場で大きく利益を取れることとなる。

手順2　平均足がドラゴンバンド内に収束したタイミングで手仕舞い

問題は手仕舞いのタイミングだ。会員サイト内のロジックによれば、（手仕舞いタイミングは）平均足がドラゴンバンド内に収束（価格がドラゴンバンド内に収まったということ）したタイミングとなっているが、ここは各トレーダーの裁量により、トレンドの勢いがまだあると感じたら、さらにドラゴンバンド内のセンターラインに触れるまでとしても差し支えはないと考える。下のリアル相場による取引はそれを採用し、約76pipsを獲得することができた。

ドラゴン・ストラテジーFX 　エントリーから決済までの手順（アップトレンド）

上記のチャートは、ドラゴン・ストラテジーFXを表示させたEURUSD５分足チャートである。前述のものはダウントレンドのパターンであったため、これはアップトレンドの例を表示させてみた。これは、2021年１２月3日米国雇用統計発表のチャートであるため、かなり値動きが激しいが、その売り買いが一巡して相場が落ち着いたのを見計らってエントリーしてみた。まず、ドラゴンメーターの大矢印でトレンドの向きを確認する（①）。次に、トレンドの向きが上方向であるため、ドラゴンバンドの下に価格がタッチしたことを確認する（②）。そしてドラゴンバンド下へのタッチ後、最初に出現した上矢印でエントリー（③）。決済ポイントは平均足（価格）がドラゴンバンド内に収束してドラゴンバンドの中央ラインに触れたタイミング（④）。これで約34pipsを獲得した。

トレンドの始まりでエントリーするのではなく、トレンドが始まってからの押し目か戻り目を狙う手法

このように『ドラゴン・ストラテジーFX』のロジックは、明確なトレンドフォローである。トレンドの始まりを捉えるのではなく、確実なトレンドの形成を待ち、その後の「押し目」や「戻り目」を狙うというトレンドフォローの手法であると言える。トレンドフォローのロジックなので、大きなトレンドが出れば大きく利益を取ることができる。損切りラインもエントリーポイントに近い場所を設定できるので、”損小利大”とすることができる。

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