【FXトレール注文】使いこなして損失をおさえ利益を重ねよう!
FXでの利益についてこんな経験をされた方はいないだろうか。「FXの利益はちょいプラスになるだけでそれ以上は稼げない」とか「順調に利益が伸びていたが、突然価格が止まり、逆方向に動き出したので利益確定したら、今まで以上に価格が上昇を始めた」とか「まだまだ利益が伸びると思ってポジションを持ち続けていたが、価格が急に逆方向に動き出して結局損失になってしまった。」などなど。このような悩みを解決する方法があるんです。それが「トレール注文」と呼ばれるものです。この記事では、損失を抑えて利益を積み重ねていくトレール注文について解説していきます。
目次
トレール注文とは
トレール注文は、逆指値(損切り)を利用した注文方法の一つであり、エントリー後に損切りラインを相場の動きに合わせて上下に動かしていき、損失を少なくして利益を追求していく方法である。
少しわかりにくいと思うので、実際のチャート見ながら説明しよう。
印の箇所でショートエントリーして赤いラインの箇所に損切りを設定したとしよう。
その後、価格がエントリー箇所よりもさらに下落したため、含み益になった。その時損切りラインを現在価格の直近高値まで移動する。これをトレールするという。トレールとは引っ張るという意味だ。もし仮に価格が逆方向に動いて移動後の損切りラインに引っかかったとしても含み益が乗っているため、プラスで決済することができるというわけだ。
これでエントリーしたポイントより下に損切りラインを設定しているので、仮に相場が逆方向になっても確実に利益が残ることになる。
さらに下落が続いたので2度目のトレールを行う。
その後価格がったところトレーリングした逆指値にタッチしたため決済された。
このようにトレールを繰り返すことで大きく利益を伸ばすことができた。
損切りラインを移動させることにより、利益を伸ばしながら、損失を極限まで小さくするのがトレール注文である。
トレール注文のメリット
トレール注文のメリットとして挙げられるのは一般的に次の通りである。
- 勝率が高くなること
- 利益を追求しやすいこと
以下詳細に解説していきたい。
勝率が高くなること
最初の注目点は勝率が高くなるということだ。これはトレール注文の特徴にある。つまり、エントリーして含み益になったらすぐに最初に設定した損切りラインをエントリーした価格に移動させてしまえば、もし価格が逆行しても最悪±0で決済され損失は発生しないため利益を追求しやすい。
また、トレール注文を繰り返すことで、利幅を極限まで伸ばすことができる。
トレール注文を使うことでリスクゼロで利益だけを伸ばすことができるトレードをすることができる。
利益を追求しやすいこと
また、トレール注文を繰り返すことで、利幅を極限まで伸ばすことができる。さらに、トレール注文を使うことでリスクゼロで利益だけを伸ばすことができるトレードをすることができる。
トレール注文のデメリット
デメリットとして挙げられるのは次の2点である。
- 相場の状況によっては逆に利益を伸ばせないこともあること
- チャートのチェックが増えること
以下詳細に解説していく。
相場の状況によっては逆に利益を伸ばせないこともあること
トレール注文をすることで、逆に利益を伸ばせない場合もある。例えば先ほどのチャートを例に上げると、緑の丸で決済した後に、さらに相場は、水準を切り下げ、下落トレンドが続いた。これは、損切りラインを下にトレールしたために決済されてしまった。もし、トレールせずにそのままにしていたら、もっと利益を伸ばすこともできた。
チャートのチェックが増えること
トレール注文で利益を追求していくためには、含み益が乗ったかどうかをチェックして含み益になっていたら損切りラインを移動させ、逆指値の位置を調整しなければならない。
特に短い時間足を使うスキャルピングトレードの場合は、チェック回数が増えるため、確認を頻繁にする必要が出てくる。そのためスキャルピングトレードでトレール注文を行う場合はある程度の時間的余裕が必要になってくる。反対に4時間、日足などの長期足を使ってトレール注文をする場合には相場の変化も緩やかなため、チャートのチェックもそれほど頻繁にしなくて済むのではないかと思う。
トレール注文まとめ
トレール注文は、損失を最小限に抑え、利益を伸ばすことができるというメリットがある反面、状況によっては逆指値に触れてすぐ決済されて利益を伸ばせないとか、短い時間足を使うトレードでは頻繁にチャートチェックをしなければならないという欠点もあるが、これは時間足を長くすることである程度解消される。